私立幼稚園の特徴

私立幼稚園の特徴

幼稚園は学校教育法に定められた学校です

幼稚園は、学校教育法第22条に基づいて教育の基礎を培うことを目的とした教育施設(学校)です。一方保育園は、様々な理由で乳幼児を保育を出来ない場合に預かり保育を行う児童福祉施設です。つまり、幼稚園は教育を行う場であり、保育園は親の代わりに保育をする場、という違いがあります。二つは全く異なる目的の施設で、もちろん教員の免許の種類も違います。

特に私立幼稚園は、こどもたちの幸せを願って、厳しく定められた設置基準により、幼児期の生活にふさわしい施設、設備、園庭などを備えて設立されています。ここでは満3歳から小学校入学までの幼児を一人ひとりの発達の姿を十分尊重しながら、こころをこめて保育しています。

地域の子育てセンターをめざしています

私立幼稚園は、ほのぼのとした温かさと、親しみとが通いあう、こどもたちと保護者、みんなの心のふるさとです。地域に根ざした教育を行ない、また子育てに必要な情報の発信基地の役割もはたします。

こどもたちの幸せは、家庭、地域の人々、幼稚園が手を取りあって作っていくものと考えています。

保護者負担の公私格差が少しずつ縮まってきました

東京では幼稚園に通う幼児の91%が私立幼稚園に在園しています。こうした実績が認められ、他県には見られない公的補助制度が設けられています。しかし、それでも私立幼稚園の保護者は相対的に高い保育料を負担しながら、税金という形で公立幼稚園の教育費をも負担していることになります。このような実情をふまえて、東京都私立幼稚園連合会では、保護者のみなさまの力をお借りして、一層の拡充をめざして、努力を続けています。

3年保育を希望するなら私立幼稚園です

一人っきりの世界でゆったりと楽しむのも3歳児。でも少しずつ友だちが欲しくなるのも3歳児です。幼稚園にはやさしい先生やたくさんの友だちのめぐりあいがあり、ゆったりと遊べる環境が用意されています。

3歳になったらそろそろ幼稚園

私立幼稚園には3歳児保育について長い研究と実績の歴史があります。3年保育を希望されるなら、迷わず私立幼稚園をお選びください。

私立幼稚園は各園いろいろな特色があります

私立幼稚園は創立者の教育理念のもとに設立され、保育者はその理念を受けとめ、ともに力をあわせて保育の中に生かしています。ですから、それぞれの幼稚園の特色を生かした、創意工夫のある保育ができるのです。

その上、私立幼稚園は地域に生まれ育ったものによって設立されることが多く、卒園したこどもたちが大きくなってもなつかしい先生のいる、こころのふるさとになるのです。

補助金について

幼稚園の保育料等を軽減する制度には、市町村が事業主体となって実施する「幼稚園就園奨励費補助」があります。それぞれの市町村で様々な実施方法となっていますので、詳しくは各市町村教育委員会へお問い合わせください。