多くの皆さんがこれから経験することになる就職活動。
いつ頃から始めればいいのか?
面接ではどんなことを聞かれるのか?
不安も多いことと思います。
そこで、先輩たちはどうだったのか?
実態調査をしてみました。
現在、東京都私立幼稚園連合会加盟園に勤務する
現職の先生243名からの回答を集計。ぜひ参考にしてください。

Q1 あなたはどうして幼稚園教諭になろうと思いましたか?(複数回答可)

アンケートの回答を見ていると、実習を通して改めて幼稚園教諭になる気持ちを強くした人も多いようです。
子どもたちの日々の成長を導きながら、自分自身もすごいスピードで成長できる。
幼稚園教諭ならではのオモシロさではないでしょうか。

Q2 就職活動をするときの方針を教えてください。

幼稚園教諭になるか保育士になるかで悩んだ人も多いようですが、やり甲斐を重視するなら幼稚園教諭だと思って選択する人が多いようです。確かに処遇の面などでは差があるケースもありますが、それに勝る魅力が幼稚園教諭にはあるようです。

Q3 就職活動を始めたのは、何月でしたか?

結果を見ると卒業年次の秋から始めれば良いように見えますが、実際は3年生時の後半から動き出すことをおすすめします。まずは園にボランティアに行ったり、見学に行ったりすることでしょうか。4月からは合同説明会などが始まります。早めに動き出した方がたくさんの園に出会えますし、その分本当に行きたい園に行ける可能性が高まります。秋から始めるとその時点で求人が出ている園にしか行けません。

Q4 就職を決めるまでに実習園を含めて何園に訪問しましたか?

半数が1園という結果でしたが、私立幼稚園は基本的にどこも見学を歓迎しているので複数園に行くことをおすすめします。複数園見ることで自分がどういう教育をしたいかに近づくことができます。加盟園にも見学と選考は違うことを周知徹底しているので、安心して見学希望の連絡をしてください。

Q5 就職を決めるまでに何園の採用選考を受けましたか?

見学と違い、選考は行きたい園に絞って受けてもらいたいと思います。0園という回答については、実習園にそのまま就職した人がこれを選んだようです。東京都私立幼稚園連合会としては、3~4園の見学をして本当に入りたい1園を受検することをすすめています。

Q6 採用面接でよく聞かれたことを教えてください。(複数回答可)

人間性を重視して選考している園が多いので、「あなた自身がどういう人なのか」を問いかける種類の質問が多くなるのでしょう。いいことを言おうとする必要はありません。ありのままのあなたを、しっかりと伝えてください。

Q7 あなた自身が就職活動中に悩んだこと、不安だったことを教えてください。(複数回答可)

2位にランクインしたピアノのことを心配する学生さんが毎年数多くいらっしゃいますが、幼稚園教諭の本分は子どもを中心に「人」と関わり合うことです。ピアノについては、学校を卒業できる程度の技量があれば十分ですから、過度に心配しないでください。

Q8 就職活動について相談した方がいれば教えてください。(複数回答可)

SNS のアプリ(サービス)はインターネット掲示板を利用したと答えた人が最も多く、クチコミサイトなどを検索した様子がうかがえます。ほかにインスタグラム、フェイスブックなど様々。中にはOBやOGと出会えるマッチングアプリを活用した、という意見もありました。

Q9 就職が決まったのは何月でしたか?

Q3同様に、こちらも秋が多いようです。つまり、秋に就活を始めて数ヵ月で終える方が多いということです。しかし、先に述べた通り、就活を始めるのはもっと早い方がいいでしょう。ちなみに東京都私立幼稚園連合会では加盟園に対し採用試験終了後、1週間以内に合否返答をするように呼びかけ・周知をしています。返事が遅いようであれば、何か手違いの可能性もありますから、直接連絡してみてください。

Q10 就職活動で園を選んだ基準を教えてください。(複数回答可)

【その他回答】
自分の卒園した園だから/主任や先輩の明るさ/子どもたちの様子を観察して決めた/自園を継ぐために勉強になるかどうか/園庭がどれだけ豊かか/学校の先生の紹介/特に細かいことは気にしていなかった 等

Q11 就職活動で利用した情報収集ツールを教えてください。(複数回答可)

【その他、に含まれた回答】
ハローワーク/幼稚園就職活動情報誌/市区町村の幼稚園協会/直接電話すること/ゼミの先生/実習園の園長先生(懇意になれたため)/親(幼稚園関係者だから)/就職活動用のスマホアプリ 等

Special Question

Q12 あなたは先生として過ごす毎日をどのように感じていますか。